測量士補資格は試験を合格した人以外にも学校で履修する科目でも取得が可能です。
資格要件
①大学で測量に関する科目を修め卒業した者
②短期大学又は高等専門学校で測量に関する科目を修め卒業した者
③測量に関する専門の養成施設に置いて一年以上測量士補となるのに必要な専門知識及び技能を修得した者
④測量士補試験に合格した者
①~④のいずれかに該当する人が測量士補になる資格を有します。
測量士補試験とは
測量士補試験は測量法・測量法施行令に基づき行われる国家試験で、測量士補となるのに必要な専門的技術があるかを判断するために行います。
試験に合格すると測量士補となる資格を取得できます。(合格しただけでは測量士補は名乗れず登録が必要です)
試験は年一回で受験資格(年齢・性別・学歴・実務経験等)はありません。
測量士補試験に合格すると難関試験の土地家屋調査士の午前の部の試験が免除されるため土地家屋調査士の登竜門的な部分もあります。
※例年は5月第三日曜日に実施されますが、令和2年度の試験は新型コロナウイルスに係る緊急事態宣言により延期となっています。
詳細は国土地理院のHPでご確認ください。
試験科目
①測量に関する法規
②多角測量
③汎地球測位システム測量
④水準測量
⑤地形測量
⑥写真測量
⑦地図編集
⑧応用測量
⑨技術者として測量業務に従事する上で求められる一般知識
試験形式・配点・合格点
出題形式:5問択一式
試験時間:3時間
出題数:28問
配点:1問25点の700点満点
合格点:450点以上(25問中18問以上正解)
受験地:北海道・宮城・秋田・東京・新潟・富山・愛知・大阪・島根・広島・香川・福岡・鹿児島・沖縄
受験料・手続き
受験料:2,850円(収入印紙)
※高額の収入印紙はコンビニ等では販売していないため郵便局の窓口か法務局で購入しましょう
受験願書
下記の場所で交付しています。(各都道府県以外は郵送もしてもらえますが受付期間が短いので直接受け取ったほうが無難です)
①国土地理院・各地方測量部・沖縄支所
②各都道府県の土木関係部局の主務課
③(公社)日本測量協会本部・各支部
受験願書受付期間
令和2年1月6日~1月27日(1/27日消印まで有効)
※受付期間ギリギリに提出して不備があった場合受験できないため早めに提出しましょう。提出先も茨城県つくば市なので持ち込みで受付できる方はかなり限られて来るかと思います。
令和2年度の試験日・合格発表日
試験日:令和2年11月22日(日)13:30~16:30まで
※受験票は10月中旬頃に発送予定
合格発表日:令和3年1月18日(月)(予定)
①国土地理院のホームページ上に合格者の受験番号が掲載されます。
②全受験者宛てに試験の結果を通知します。
※不合格者は試験結果に添えて成績を通知します。
令和2年測量士・測量士補試験の実施時期が延期されたことで、令和2年の測量士補試験を受けられない人は、令和3年測量士補試験を、既に支払った試験手数料で受験出来ます。
受験される方は国土地理院のHPで必ずご確認ください。
合格率(2009年~2019年)
年度 | 受験者 | 合格者 | 合格率 |
2009年 | 10,520 | 2,704 | 25.7% |
2010年 | 10,387 | 2,757 | 26.5% |
2011年 | 10,233 | 2,192 | 21.4% |
2012年 | 10,551 | 4,289 | 40.7% |
2013年 | 10,596 | 2,248 | 21.2% |
2014年 | 11,118 | 4,417 | 39.7% |
2015年 | 11,608 | 3,251 | 28.0% |
2016年 | 13,278 | 4,767 | 35.9% |
2017年 | 14,042 | 6,639 | 47.3% |
2018年 | 13,569 | 4,555 | 33.6% |
2019年 | 13,764 | 4,924 | 35.8% |
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令和2年度解答速報(予定)
※準備中